<転職事例 #1-1>自治体職員から日本を代表する大手企業人事職へ ~二度目のチャレンジで掴んだ大本命~
- Shoichi Iwakiri
- 3月31日
- 読了時間: 3分
こんにちは、LocalX事務局です!
初投稿となる今回の記事では、地方公務員(行政職)から民間企業への転職にあたり、一度目は想定外の事態に直面してしまったものの、その経験を活かし二度目の挑戦で大本命の企業・職種内定した事例の前半パートをご紹介します。
民間転職のリアルをありのままに描いた、様々な学びが詰まった事例となっていますので、地方公務員の方で、これから民間転職へのキャリアチェンジを考えている方の参考になれば幸いです。
※記事で紹介する事例は、対象者のご協力のもと、個人情報を除外しその他情報も一部加工の上、お届けしています。
【転職のきっかけ】
Aさん(20代、女性)は、大学を卒業後、地方自治体で行政職として約4年間勤務しました。
元々の成長意欲の高さと公務員の社会貢献性への魅力も相まって、長時間労働をいとわずモチベーション高く働いていました。
ただし、ハードワークを続ける中で、年功序列型の人事制度下で成長意欲を保ち続ける難しさと、公務員という閉鎖的な世界で定年まで過ごし続ける怖さを感じるようになり、民間企業への転職を決意しました。
【1度目の転職活動:人事職を断念し人材営業職へ】
民間企業に転職するにあたり、公務員時代に培った事務経験を活かしたバックオフィス業務が良いのではと考えたこと、その中でも年功序列型の人事制度下で働いた原体験から人事分野に興味を持っていたことから、未経験でも応募可能な人事職を中心に転職活動を進めました。
ただし、未経験で応募できる求人が限られていたこと、そして未経験のバックオフィス系だと年収が大きく下がってしまうこと、そして思うように選考が通過しなかったことなどが重なり、苦戦を強いられていました。
そのような中、転職サイトにて、ある人材ベンチャーからスカウトメールを受け取ります。
同企業は人材紹介事業を手掛けているとのことで、企業の人事職ではないのものの、企業の採用支援に携われること、そして年収も現職水準をキープできること、そしてとんとん拍子に選考が進み内定をもらえたことから、十分な情報収集は出来てなかったものの、入社を決めました。
【入社後にまさかのトラブル】
しかし、入社後に予期せぬ問題が発生します。事前に合意していた労働条件や環境が実際とは異なっていたのです。さらに悲惨なことに、その当時の人事担当者は既に退職済みであり、当時の合意内容が書面にも残っていなかったことから、確認ができませんでした。
社長にも何度も相談しましたが、同社としては内情を分かった上で入社してもらった認識であり、労働条件や労務環境をすぐに改善するのは難しいとの説明でした。
そのような中、短期離職が転職市場で不利になるリスクを理解しつつも、この環境で働き続けることは双方にとって好ましくないと考え、転職後わずか2ヵ月で再び転職活動をすることになります。
【1度目の転職活動からの学び】
初めての転職活動では「限られた情報を基にした判断」が、結果としてトラブルを招いた要因となりました。
労働条件での書面合意などは本来は一般的な手続きですが、初転職ゆえにそのプロセスを良く分かっていなかったこと、そしてスカウトを受けた企業についてのリサーチが不十分なまま入社を決めてしまったことが反省点でした。
ただし、Aさんはこの経験から大いに学び、次の転職活動では、本命だった企業の人事職への転職を実現することになります。
(※転職事例 #1-2に続く)
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