公務員から転職すべきかを判断する方法 〜後悔しないための悩み整理と動き方のコツ〜
- 7 時間前
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「転職したい気持ちはある。でも本当に民間への転職が正解なのか」その迷いを少しでも整理するための考え方を、4つのステップでお伝えします。
転職を考え
たら、まず悩みを言葉にしてみる
転職を考えるとき、最初にやってみてほしいのが、頭の中にある悩みや不満を言葉にすることです。
上手く書けなくて全然かまいません。箇条書きでも、断片的な言葉でも十分です。
公務員の方からよくお聞きする悩みとしては、たとえばこのようなものがあります。
3年ごとに異動があり、専門性を獲得しにくい
頑張っても給与が年功序列で決まり、成果が反映されにくい
やりたい仕事があるが、異動のタイミングや組織の都合で思うように動けない
書き出すことで、次の問いに進みやすくなります。それは「この悩みは転職で解決できるものか」という問いです。よく相談のある悩みには、民間企業への転職で解決しやすいものと、そうでないものがあります。公務員の働き方や仕組みが原因であるものは解決しやすいですが、働くこと一般に当てはまることはなかなか解決するのが難しいと考えます。以下を参考にしてみてください。
転職で解決しやすいこと | 転職では解決しにくいこと |
専門性が積み上がらない | 人間関係の悩み全般 |
年収の頭打ち | 仕事そのものへの飽き |
成果が評価されない環境 | 働くこと自体へのストレス |
やりたい仕事ができない | 自分の考え方・行動のクセ |
たとえば「3年ごとの異動で専門性が積み上がらない」という悩みは、職種が固定されやすい民間企業では解決しやすい傾向があります。一方で「職場の人間関係がつらい」という悩みは、転職先でも同じような状況に直面することが少なくありません。自分の関わり方に起因する部分があると、環境が変わっても繰り返されやすいためです。
もちろん個人の状況によって異なりますが、まずこの観点で自分の悩みを見てみると、少し整理しやすくなることがあります。
*転職前に整理すべきことの全体像を知りたい方は→「公務員から転職を考えたら、まず知っておきたい3つのこと」
2. 「どうなれば解決か」と、関心のある先を出してみる
悩みを書き出したら、次は「どうなっていたら自分は満足できるか」を考えてみてください。これも完璧に書けなくていいです。例えば、
「専門性を深めたい」
「成果が正当に評価される環境で働きたい」
「年収を上げたい」
そのうえで、関心のある業界や職種を思いつくままに書き出してみてください。「なんとなく行政と関わる仕事は続けたい」「IT・DX関連に興味がある」「コンサルティングが面白そう」といった程度で十分です。この段階では「正解を出す」のではなく「できるだけたくさんの選択肢を検討してみる」ことが目的です。
3. 書き出した内容を持って、誰かと話してみる
書き出した内容を、転職経験のある友人・知人や転職エージェントに話してみてください。
一人で考えていると、同じところをぐるぐる回りやすくなります。人に話すことで考えが整理され、自分では気づいていなかった視点が見えてくることがあります。
私たちが支援させていただいた方で、転職の迷いが整理されていった方に共通していたのは、「一人で考え続けるのをやめて、誰かに話した」というタイミングがあったことでした。
話す中で関心が深まってきた企業や業界があれば、積極的にカジュアル面談や応募につなげてみることをおすすめします。カジュアル面談では、たとえばこのような点を聞いてみると参考になります。
現場でどんなスキルが実際に求められているか
公務員出身者は入社後どのように活躍しているか
入社してみて感じたギャップはどんな部分にあったか
求人票を読むだけでは分からないことが、直接話すことで見えてくることが多いです。企業側が公務員出身者に対して抱く先入観も、実際に会って話すことで変わるケースがあります。自力での応募に不安があれば、転職エージェントを活用するのも一つの方法です。
公務員の方は仕事柄、意思決定の前に入念な情報収集をする習慣をお持ちの方が多い印象があります。それは大切な姿勢ですが、転職活動においては、実際に企業と会って話すことで初めて分かる情報も多くあります。「完璧に準備してから動く」よりも「動きながら考えて情報を集める」という姿勢が、結果的に判断の精度を上げることにつながるケースもあると感じています。
*企業が何を求めているか詳しく知りたい方は→「公務員のための民間転職ガイド①〜企業ニーズから逆算した「3つの戦略的アプローチ」〜」
4. 内定が出たら、あらためて選択肢を比べてみる
転職活動を進めていくと、「この会社に行きたいかどうか」を応募前に完璧に決めようとしてしまうことがあります。ただ、転職は自分が行きたいと思うだけでなく、企業側にもニーズがあって初めて成立するものです。
内定が出た後には、通常7〜10日程度の検討期間があります。そこで改めて、
現職に残る
内定先に転職する
転職活動を続ける
その他(独立・起業なども含む)
という選択肢を比較検討することができます。応募の段階で最終的な答えを出す必要はありません。最低限の条件を満たしていれば、まず動いてみることで、初めて「選べる状態」になります。
まとめ
転職すべきかどうかは、悩んでいるだけでは答えが出にくいものです。 まず悩みを書き出し、どうなりたいかを整理し、関心のある先を粗々でも出してみる。それを誰かに話しながらブラッシュアップしていく。その中で関心が出てきたところに応募し、内定が出たら改めて判断する。 こうした「動きながら考えるプロセス」が、転職判断を育てていく一つの方法だと私たちは考えています。 もちろん、これがすべての方に当てはまるわけではありません。自分の状況に置き換えながら、参考にしていただければ幸いです。
一人で抱えず、まずは話してみたいという方は、LocalXの無料相談からお気軽にご連絡ください。公務員からの転職に特化した支援を行っており、転職すべきかどうかという段階からご相談いただけます。




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